金融検査マニュアル廃止
従来金融機関は、金融検査マニュアルに従って、取引先顧客の格付けを行い、格付けの低いところには、融資ができませんでした。なので、以前は、財務内容が悪く、しっかりした担保や保証人がない企業は、なかなか融資をしてもらえなかったのです。その金融検査マニュアルが、廃止になり、金融庁の指導方針が大きく変わりました。
金融機関の融資方針はどう変わるか
金融検査マニュアルが廃止されると、金融機関は格付けに基づく融資(決算書や担保・保証人を重視した融資)を行うのではなく、その企業の事業性や将来性、成長可能性を重視した事業性評価融資による融資を積極的に取り組むようになります。
自分たちの企業の事業性や将来性、成長可能性を金融機関に知ってもらえれば、決算書の内容が悪くても、融資をしてもらいやすくなります。
決算書の内容が悪い会社が融資をしてもらうようになるには
決算書の内容が悪い会社が融資をしてもらうようになるには、自分たちがしなければならないことがあります。
- 事業性評価融資に積極的に取り組んでいる金融機関と新たに付き合っておくこと
- 事業計画書を作成しておくこと
- 金融機関との良好な関係を構築しておくこと
より詳しい内容については、次回でお伝えします。
金融機関が、どのような融資方針でいるのか把握しておけば、スムーズに融資をしてもらうことができます。
融資を申し込む際は、金融機関について熟知している「一般社団法人融資コンサルタント協会」の「SP融資コンサルタント」へ、ご相談ください。